【東京 7日 AFP】インターネットの会員制サイト、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で世界最大のMySpaceが11月に日本上陸したことに対し、国内SNS最大手「Mixi」の笠原健治代表取締役(31)は7日、Mixiへの脅威ではない、と自信を語った。

外国特派員協会で記者会見した笠原氏は、「我々(Mixi)の利用者にMySpaceが食い込むのは難しいと思う。MixiのSNSサービスはユニークで、また古いサービスを常に更新して新しいサービスを生んでいる」と述べた。

招待制で友人のネットーワークを拡大できるMixiは、2004年のサービス開始後、急速に人気を獲得。同社の発表では、Mixi利用者は801万人、月間閲覧数は889億件で、オンライン・コミュニティ・ネットワークとして国内第1位。2006年9月14日、東京証券取引所マザーズ市場に新規上場した際には、同日中に株価が2倍に急騰した。

■ 成長の余地があると自信

Mixiは収益のほとんどをオンライン広告から得ているが、笠原氏は「(事業は)まだ成長する余地がある」という。「我々の広告は性別、居住地域別、趣味別など非常に厳密に狙うことができる。利用者に広告を押し付けるというよりも、利用者が本当に見たい情報を送ることができる」。

一方、2003年にカリフォルニアで開始されたMySpaceは、「世界現象」にまで成長したSNSで、全世界に1億人以上のユーザーを抱える。同社は2005年、メディア王ルパート・マードック(Rupert Murdoch)氏が会長を務める米メディア大手ニューズ・コーポレーション(News Corp)が買収し、昨年11月からソフトバンクとの提携で日本版を立ち上げた。招待制のMixiと異なり、ユーザー登録すれば自由に利用できる。

ソフトバンクでは「マイスペースジャパン」の登録者数を発表していない。調査団体日本インターネット協会によると、マイスペースジャパンの開始前は、Mixiが国内SNS利用者の86%を独占していた。

笠原取締役によると、Mixiの海外進出は「今のところ計画していない」。「現在は、広告代理店や出稿企業、携帯電話会社との関係を強化することに専念している。けれど、新サービスの立ち上げをスピードアップするために、他の企業との提携を模索することはありうるだろう」。

写真は7日、東京の日本外国特派員協会(Foreign Correspondents' Club of Japan)で記者会見するMixiの笠原健治代表取締役。(c)AFP/KAZUHIRO NOGI