【ガザ市/パレスチナ自治区 27日 AFP】ガザ地区(Gaza Strip)で27日朝、与党のイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)とマフムード・アッバス(Mahmoud Abbas)議長率いるファタハ(Fatah)が再び、武力衝突した。

 AFP特派員は、ガザ市(Gaza City)にあるファタハの治安部隊の本部周辺と、Shifa病院周辺から自動小銃の発砲音が聞こえたと伝えた。ハマスの兵士らは、ファタハ系武装組織「アルアクサ殉教者旅団(Al-Aqsa Brigades)」に所属するMansur Shalayel氏宅を取り囲み携行式ロケット弾数発を発射した。死傷者の有無は不明。

 ガザ地区では、25日と26日にも衝突があり、12人が死亡。衝突を受け、ハマスは26日、ファタハとの宗派間協議を見合わると発表した。

 写真はガザ地区北部のジャバリヤ難民キャンプ(Jabalia refugee camp)で周辺で起きた衝突の後、被害の状況を確認するパレスチナ人ら。((c)AFP/MAHMUD HAMS