【エルサレム/イスラエル 25日 AFP】モシェ・カツァブ(Moshe Katzav)大統領(61)は24日、強姦(ごうかん)などの容疑で検察当局が同大統領を起訴する方針を固めたと発表したことを受け、エルサレム(Jerusalem)の大統領官邸で記者会見し、自身の大統領としての職務を一時停止すると発表した。カツァブ大統領は、女性4人に対する強姦(ごうかん)とセクハラ、背任および収賄などの容疑で、マズズ(Menahem Mazuz)検事総長から前日23日に起訴通告を受けた。カツァブ大統領は会見で、国会「クネセト(Knesset)」に自身の職務停止を報告したことを明らかにした上で「法は辞任を義務づけておらず、脅迫には屈しない」と強い調子で言明した。写真は同日、大統領官邸で会見するカツァブ大統領。(c)AFP/YOAV LEMMER