【ワシントンD.C./米国 12日 AFP】コンドリーザ・ライス(Condoleezza Rice)国務長官は11日、ワシントンD.C.の上院外交委員会(Foreign Relations Committee)で証言し、イラク安定化を目指す米国の新政策を妨害すれば「黙認しない」とイラン政府に警告した。ライス国務長官は「イランの中東地域における強硬姿勢」に、米政府は断固たる処置を取ると述べた。証言の数時間前には、米軍がイラク北部の都市アルビル(Arbil)のイラン領事館を捜索し、同領事館の関係者5人を拘束している。捜索活動はイラン、シリア両国のイラクへの影響力に対抗する措置を強化する意味合いを含み、イラク国内情勢の沈静化を図るため、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領が新イラク政策を発表した直後に行われた。写真は同日、上院外交委員会で証言するライス国務長官。(c)AFP/Karen BLEIER