【パリ/フランス 10日 AFP】フランスを代表する女優の一人であるジャンヌ・モロー（Jeanne Moreau）に9日、フランス文化を支援した人物に贈られる芸術文芸勲章、コマンドゥール（Commandeur）が授与された。

1928年パリに生まれたモローは47年、国際演劇芸術祭、アヴィニヨン・フェスティバル（Avignon Festival）で舞台女優としてデビューを飾る。ルイ・マル（Louis Malle）監督の58年の映画「死刑台のエレベーター（Elevator to the Gallows）」に出演したことをきっかけに、60年代勢いづくヌーベルバーグの監督たちの多くの作品の顔となった。監督やプロデューサーとして裏方の活動も行っているモローは又、ジャン・コクトー（Jean Cocteau）やジャン・ジュネ（Jean Genet）らフランス文学界の偉大な作家との親交が深かったことでも知られる。

写真はルノー・ドヌデュー・ド・ヴァーブル文化大臣（Renaud Donnedieu de Vabres）よりコマンドゥールを贈られたジャンヌ・モロー。(c)AFP/MEHDI FEDOUACH