【8月24日 AFP】米ワシントン(Washington)州のルイス・マコード統合基地(Lewis-McChord)で開かれた軍事法廷で23日、アフガニスタン南部カンダハル(Kandahar)州の村で昨年3月、市民16人を殺害したとして起訴されていた2等軍曹のロバート・ベイルズ(Robert Bales)被告(40)に仮釈放のない終身刑が言い渡された。

 しかし、軍事法廷を傍聴していた事件の負傷者らの多くは、「死刑にしてほしかった」と判決に対する不満を明らかにした。

 ベイルズ被告は今年6月、弁護団が死刑を回避するために行った有罪答弁で、罪を認めていた。ただし、犯行について謝罪はしたものの、動機などについては明らかにしていない。

 ベイルズ被告は昨年3月11日の夜、ひそかに基地を抜け出して近隣の村を襲撃。軍事法廷では検察官を務めたジョセフ・モース(Joseph Morse)中佐が犯行現場の惨状を詳述していた。(c)AFP/Jenny DeRaspe-Bolles