【7月15日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織(Al-Qaeda in the Islamic MaghrebAQIM)」が今年3月に殺害したと発表していたフランス人の人質、フィリップ・ベルドン(Philippe Verdon)さん(53)の遺体がマリで見つかったようだと、調査団メンバーが14日、明らかにした。

 匿名の情報筋によると、今月見つかった遺体がベルドンさんのものであるかどうか、現在検証中という。

 ベルドンさんは2011年11月、AQIMにより、仕事で滞在中のマリ北東部のホテルから誘拐された。

 フランソワ・オランド(Francois Hollande)仏大統領は14日、ベルドンさんが殺害されていたようだとインタビューで語った。「フィリップ・ベルドン氏についての最悪の知らせだ。あらゆることからみて、同氏は何週間も前に死亡している」

 AQIMは3月、ベルドンさんを殺害したと発表したが、フランス当局はこれを公式に確認していなかった。

 同組織は現在、仏国籍の5人を含む欧州人8人を人質にしている。(c)AFP