【6月4日 AFP】アフガニスタン東部パクティア(Paktia)州で3日、北大西洋条約機構(NATO)の治安部隊と同国の治安部隊を狙った自爆攻撃が、学校の近くで発生し、当局によると外国兵2人と警察官1人に加え、下校中だった児童10人が死亡した。

 同州の警察によれば、バイクに乗った自爆犯は午前11時ごろ、学校近くの市場の人混みの中で爆発物に点火。朝の授業を終えて家に向かっていた子供たちが巻き添えになった。内務省によると、さらに15人の児童も負傷した。

 また、この攻撃の数時間前には、同国東部ラグマン(Laghman)州メータルラム(Mehtarlam)で道路脇に仕掛けられた爆弾が爆発し、一家7人が死亡した。爆弾を仕掛けたのは、アフガニスタンの反政府勢力タリバン(Taliban)だったと州当局はみている。

 1996~2001年にアフガニスタンを統治していたタリバンは、現政権と外国部隊に対する戦闘で民間人を標的にしないと繰り返し述べてきたが、タリバンの攻撃では非戦闘員がたびたび犠牲になってきている。(c)AFP/Sardar Ahmad