【1月26日 AFP】西アフリカ・マリでイスラム武装勢力との戦闘を続けるフランス軍とマリ軍は25日、武装勢力が実効支配していた北部の町ホンボリ(Hombori)を奪還、武装勢力の拠点となっているガオ(Gao)に向け進軍した。

 一方のイスラム武装勢力は同日、ガオ州と隣国ニジェールをつなぐ戦略上重要な橋の1つを爆破。この橋の周辺は、ニジェール軍の500部隊と2000人を超えるチャド軍の兵士が、武装勢力に対する第2の戦線として展開を進めており、橋の爆破はその計画を妨害しようとして行われたとみられる。

 支援団体からは、同地域での戦闘の激化に伴い物資の陸路輸送が困難になり、住民が深刻な食糧難に直面する可能性を懸念する声が上がっている。(c)AFP/Serge Daniel