【1月25日 AFP】(写真追加)菅義偉(Yoshihide Suga)官房長官は24日夜、記者会見を行い、アルジェリアの天然ガス関連施設で起きた人質事件で最後まで安否が分かっていなかった日本人1人の死亡を確認したと発表した。

 この事件による日本人の犠牲者は、国籍別では最も多い10人となった。10人目の犠牲者はプラント建設大手、日揮(JGC Corporation)の前副社長で最高顧問の新谷正法(Tadanori Aratani)さん(66)だと報道されている。

 事件に巻き込まれた日本人のうち生存者7人と、既に死亡が確認されていた9人の遺体を乗せた政府専用機は24日アルジェリアを出発し、25日午前7時前に羽田空港(Haneda Airport)に到着した。

 現場にいた日本人全員を直接、あるいは間接的に雇用していた日揮の本社には献花台と記帳台が設けられ、犠牲者の友人や同僚らが冥福を祈った。(c)AFP