【11月15日 AFP】イスラエル軍によるイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)幹部の殺害を受けて、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で衝突が激化している。パレスチナ警察の発表によると、イスラエルは15日もガザ地区に対し100発を超える空爆を実施。医療関係者によるとこれまでに13人が死亡し、115人が負傷したという。一方、ハマス側も報復としてロケット弾130発以上をイスラエル側に向けて発射し、イスラエル南部の町Kiryat Malachiでは家屋を直撃したロケット弾で3人が死亡した。

 イスラエルは14日のガザ空爆で、ハマス軍事部門最高幹部のアハマド・ジャバリ(Ahmed Jaabari)司令官を殺害した。ハマスと近い関係にあるエジプトのムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)大統領はこの攻撃に怒りを示し、抗議の措置として同国の駐イスラエル大使を本国に召還した。(c)AFP