【10月26日 AFP】ミャンマー西部ラカイン(Rakhine)州で仏教徒の住民とイスラム教徒のロヒンギャ(Rohingya)人との衝突が再燃している問題で、同州のウィン・ミャイン(Win Myaing)報道官は26日午後、死者数は少なくとも112人に上っていると発表した。同報道官は当初、AFPの取材に56人が死亡、家屋2000戸が放火されたと話していた。

 衝突は同州の4地域でこの数日間続いており、死者は仏教徒とロヒンギャ人の双方に出ているという。

 ラカイン州では今年6月、仏教徒とロヒンギャ人の大規模な衝突が起き、非常事態宣言が出された。ミャンマー国内には約80万のロヒンギャ人が暮らしているが、ミャンマー政府や多くのミャンマー人は隣国バングラデシュからの不法移民とみなしている。(c)AFP