【3月8日 AFP】アフガニスタン南部のヘルマンド(Helmand)州で6日、駐留英軍がウォーリア(Warrior)装甲戦闘車でパトロールしていたところ大規模な爆発が起き、英兵6人が死亡した。旧支配勢力タリバン(Taliban)の掃討を目指したアフガン戦闘開始以来、死亡した英兵は400人を超えた。英国防省が7日明らかにした。

 ヘルマンド州はタリバン勢力の抵抗が強い地域で、英軍部隊は主に同州に展開している。同州のアフガン軍司令官はAFP通信に、「6日夜、合同パトロールを行っていたところ、われわれの前にいた英装甲車が地雷に接触し、兵士6人が死亡した」と説明した。

 アフガンの軍当局者によると、装甲車が旧ソ連時代の地雷を踏んだ可能性も排除できていない。アフガンには、1980年代のソ連による10年間の軍事介入も含め、30年続いた戦争中に敷設された古い地雷が残っており、依然脅威となっている。

 タリバンはウェブサイトで発表した声明で、装甲車(タリバンは米国の「戦車」と説明)は手製の簡易爆発物によって爆破されたと述べたが、犯行を認めることはしなかった。(c)AFP/ Usman Sharifi