【2月26日 AFP】パキスタンの治安部隊は25日、昨年5月に同国アボタバード(Abbottabad)で米軍に殺害された国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の指導者、ウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者が潜伏していた邸宅の取り壊しを開始した。警察当局と目撃者が語った。

 ビンラディン容疑者は同邸宅で、3人の妻と9人の子どもや孫と暮らしていた。

 米国は、ビンラディン容疑者の墓地を作ればそこが記念碑になると考えて同容疑者の遺体を海で水葬した。だが、最後の潜伏先だった同邸宅に人びとが集まるようになり、当局は、邸宅が聖地や観光地になってしまうことを懸念していた。(c)AFP