【1月13日 AFP】アフガニスタン駐留の米海兵隊員らが旧支配勢力タリバン(Taliban)兵の遺体に放尿しているとみられる動画がネット上に公開された問題で、米国のレオン・パネッタ(Leon Panetta)国防長官は12日、海兵隊員の行為を厳しく非難した。

 米兵によるイラク人捕虜虐待を彷彿とさせる今回の行為について、海兵隊の報道官は同日、この部隊をほぼ特定できたと述べた上で、「まだ調査中なので部隊の名前を公表することはできない」と加えた。

 一方、米CNNテレビは、動画に映っていた部隊は米ノースカロライナ(North Carolina)州キャンプ・ルジューン(Camp Lejeune)所属の第2海兵遠征軍第3大隊と確信しているとの海兵隊関係者の話を伝えた。この部隊は2011年初めにアフガニスタンの主にヘルマンド(Helmand)州に配備され、同9月か10月に米国に帰還したという。

 パネッタ長官は、「あのような行為を行った者は最大限の責任を問われることになる」と言明。国防総省の報道官は、事実関係を調査中だと述べた。(c)AFP/Mathieu Rabechault

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