【12月16日 AFP】イラクの首都バグダッド(Baghdad)近郊で15日、米軍撤収の式典が行われ、米軍の任務完了が正式に告げられた。サダム・フセイン(Saddam Hussein)旧政権打倒を目指しイラク侵攻で始まった戦争は約9年続いた。

 バグダッドの空港近くの米軍基地で行われた式典には、今も駐留している約4000人の米兵が出席した。近く全員が撤退し、500以上の基地に17万近くいた米兵はほぼ完全に撤収することになる。

 式典に出席したレオン・パネッタ(Leon Panetta)米国防長官は「イラク人と米国人の間で多くの血が流されたが、イラク自身に統治させるという任務が現実のものとなった」と語った。(c)AFP/Prashant Rao and Mathieu Rabechault