【9月11日 AFP】アフガニスタン中部にある北大西洋条約機構(NATO)の前進基地で10日、トラックによる自爆攻撃があり、米兵50人を含む89人が負傷した。米軍が11日、発表した。

 アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)がウェブサイトで犯行声明を出した。この攻撃は、米国で3000人近くが死亡した2001年9月11日の米同時多発テロから10年を迎えた11日に報じられた。

 米軍のデビッド・イーストバーン(David Eastburn)報道官は、「10日午後5時15分(日本時間同日午後9時45分)に発生した。軍基地の入り口付近で爆発があり、活動中の89人が負傷し、壁に20フィート(6メートル)の穴ができた」と述べ、負傷者には米兵50人とアフガニスタン15人が含まれていたと語った。残りの負傷者の身元については明らかにされていない。

 また、NATO主導の国際治安支援部隊(ISAF)も11日に声明を出し、「ワルダク(Wardak)州サイイド・アバド(Sayed Abad)の軍基地の入り口できのう(10日)、タリバンの自爆攻撃犯が車に積んだ大型の簡易爆発物を爆発させた」と発表した。

 米同時多発テロを受けて米国などは2001年10月7日にアフガニスタンへの進攻を開始し、タリバンは2001年12月上旬に「アフガニスタン・イスラム首長国(タリバン政権時代のアフガニスタンの国号)」の政権の座から追われた。

 タリバンは10日、米同時多発テロから10年になるにあたりペルシャ語と英語で長文の声明を発表し、米国とその同盟国によるアフガニスタン進攻は「西洋民主主義の顔に永遠に消えない汚点を残すだろう」と述べるとともに、アフガニスタンの人びとには「長い戦争のための終わりなきスタミナ」があり、「アメリカ人を歴史のごみ箱に送るだろう」と述べた。(c)AFP