【8月28日 AFP】米政府は27日、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)のナンバー2、アティヤ・アブドゥルラフマン(Atiyah abd al-Rahman)幹部がパキスタンで殺害されたと発表し、ウサマ・ビンラディン(Osama Bin Laden)容疑者の死に続く「非常に大きな」打撃をアルカイダに及ぼしたと述べた。

 米政府高官によると、アブドゥルラフマン幹部は8月22日、アルカイダの作戦に深く関与した後、パキスタン北西部ワジリスタン(Waziristan)地区で殺害された。同高官は死亡の詳しい状況については説明しなかった。

 一方、地元当局者は前週、AFPに対し、8月22日に北ワジリスタン(North Waziristan)地区で米軍の無人機が車両を爆撃し、戦闘員少なくとも4人を殺害したと述べていた。無人機爆撃が同幹部の死と関連しているかどうかはわかっていない。

 匿名を条件に語った米政府高官によると、アルカイダ新指導者のアイマン・ザワヒリ(Ayman al-Zawahiri)容疑者は、5月2日の米海軍特殊部隊(Navy Seals)によるビンラディン容疑者殺害以降、リビア出身のアブドゥルラフマン幹部を非常に頼りにしていた。同高官は、アブドゥルラフマン幹部の死はアルカイダに非常に大きな打撃を与えるとみている。(c)AFP/Stephen Collinson