【5月13日 AFP】(一部更新)パキスタン北西部ペシャワル(Peshawar)北方のシャブカダル(Shabqadar)で13日、治安警察の訓練施設を狙った2件の連続自爆攻撃があり、少なくとも80人が死亡、約140人が負傷した。負傷者のうち40人ほどが重体で、今年に入って最大の攻撃となった。

 警察によると、犠牲者の大半は新人訓練を終えて休暇のためにバスに乗り込もうとしていた研修生らで、平服だったという。

 攻撃については「パキスタンのタリバン運動」が、米特殊部隊による国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の最高指導者、ウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者殺害に対する「最初の報復」だとする犯行声明を出し、「さらに大規模な攻撃が、パキスタンとアフガニスタンで起きる」と警告した。同組織は前週、ビンラディン容疑者殺害に対する報復を行うと予告していた。

 ペシャワルやその近郊では、タリバンやアルカイダとの関連を持つ武装組織による政府軍への攻撃が相次いでいる。(c)AFP/S.H. Khan

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