【3月15日 AFP】パリ(Paris)で14日に始まった主要8か国(G8)外相会議に出席した松本剛明(Takeaki Matsumoto)外相の報道官を務める側嶋秀展(Hidenobu Sobashima)外務副報道官は、リビアの飛行禁止空域設定について国連安全保障理事会(UN Security Council)決議などの強い根拠が必要になるとの考えを示した。

 側嶋参事官は、飛行禁止空域設定についてなんらかの根拠が必要になると述べ、国連安保理決議が適切であり、それ以外ではおそらく不十分だろうとの考えを示した。

 フランスと英国は飛行禁止空域を設定する国連安保理決議を目指しているが、欧州連合(EU)各国をまとめるには至っていない。また、米国はリビアへの介入に対して慎重姿勢を示し、中国は反対している。中国はG8外相会議には参加していないが、国連安保理で拒否権を持っている。(c)AFP