【11月6日 AFP】パキスタン西部の部族地域ダラアダムケール(Darra Adam Khel)の村で5日、モスクの金曜礼拝を狙って男が自爆、61人が死亡した。近くのモスクにも手榴弾が投げ込まれ、少なくとも4人が死亡した。

 事件が発生したAkhurwall村がある部族地域は、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)と米軍主導の国際部隊の衝突の最前線。目撃者によると、献金を集めていたところ、モスクに入ってきた男が「アッラーフ・アクバル(神は偉大なり)」と叫び、次の瞬間、爆音がした。モスクは崩れ落ちてがれきとなり、あたりは血の海となった。この目撃者は屋根部分が落ちなかった場所へ吹き飛ばされ、助かったという。

 地元当局の発表では、61人が死亡、104人が負傷した。(c)AFP/Lehaz Ali