【10月24日 AFP】内部告発サイト「ウィキリークス(WikiLeaks)」の創設者ジュリアン・アサンジ(Julian Assange)氏は23日、英ロンドン(London)で記者会見し、同サイトが22日にイラク戦争における米軍秘密情報約40万ページ分を公開したことについてイラク戦争の真実を明らかにしたものだと述べ、公開したことは正しかったとの姿勢を示した。

 アサンジ氏は「この公開は真実についてのものだ。戦争による真実への攻撃は、戦争が始まるかなり前から始まり、戦争が終わった後も長く続く」とした上で、「ウィキリークスがそのような攻撃の一部を正すこと」を望んでいると述べた。

 イラク人権省は今回公開された情報に驚くべきものはないとしているが、米国と英国の政府は秘密情報が公開されたことによって連合軍兵士とイラク市民の生命が危険にさらされるおそれがあると警告している。

 ウィキリークス側は、アフガニスタン戦争に関する1万5000点の秘密文書についても内容の点検と編集を進めており、近日中に公開するとしている。(c)AFP/Robin Millard

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