【10月10日 AFP】アフガニスタンに駐留する米軍主導の北大西洋条約機構(NATO)軍向けの主要な物資輸送路に位置するパキスタン北西部のトルカム(Torkham)国境検問所で行われていた輸送車両の通行停止が解除された。同検問所の職員が10日、明らかにした。

 パキスタン外務省は9日、トルカム国境検問所の通行を即時再開すると発表していた。トルカム検問所の職員によると、10日午後に、再開後初のトラック十数台がアフガニスタンに向けて出発した。

 アフガニスタンから越境してきたNATOのヘリコプターがパキスタン兵を武装勢力と誤認し、少なくとも2人を死亡させたことに対抗して、パキスタンは9月30日からカイバル峠(Khyber Pass)の主要な輸送ルートであるトルカム検問所の通行を停止していた。

 米国のアン・パターソン(Anne Patterson)駐パキスタン大使は6日、今回の誤認攻撃についてパキスタン側に謝罪した。(c)AFP