【8月9日 AFP】イラクでは、南部のバスラ(Basra)を中心に7日から8日にかけて爆弾攻撃や自爆攻撃が相次ぎ、計60人が死亡した。

 爆弾攻撃などによる死者は、今月に入って8日までに既に100人を超えた。米軍戦闘部隊の撤退が月末に迫るなか、治安悪化への懸念が高まっている。

 バスラでは7日夜、大規模な爆発が立て続けに3回発生した。当初は発電機のショートが原因と見られたが、治安当局は発電機に爆弾が仕掛けられていたと断定。8日までに、死者は43人、負傷者は185人に達した。

 8日朝には、西部アンバル(Anbar)州の州都ラマディ(Ramadi)のガソリンスタンドで自爆攻撃があり、6人が死亡、29人が負傷するなど、攻撃が相次いだ。(c)AFP/Salam Faraj