【7月12日 AFP】ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争中の1995年にイスラム教徒の男性約8000人が殺害されたスレブレニツァ(Srebrenica)虐殺事件から15年を迎え、ボスニア東部のスレブレニツァで11日、約5万人が参列して、新たに身元が確認された犠牲者の埋葬式典が行われた。

 式典には欧州各国首脳や、旧ユーゴスラビアを構成した各国の首脳が参列。すでに3749人が埋葬されているポトチャリ(Potocari)の記念墓地に、新たに775人の遺体が埋葬された。

 バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は式典で読み上げられた声明で、国際社会が虐殺されたイスラム教徒たちの保護に失敗したことを認め、虐殺事件を「われわれの道義心の汚点」と呼んだ。さらに、「正義なくして持続する平和はない」と強調するとともに、「ジェノサイド(民族大量虐殺)の実行者の起訴と逮捕」を求め、対象には「虐殺を指揮し、現在も逃亡中のラトコ・ムラジッチ(Ratko Mladic)被告も含まれる」と述べた。

 元ボスニア・ヘルツェゴビナ軍司令官のムラジッチ被告はジェノサイド、人道に対する罪などで国連(UN)の旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷(International Criminal Tribunal for the former YugoslaviaICTY)に起訴されたが、現在も逃亡しており、セルビアに潜伏しているとみられている。(c)AFP/Stephanie van den Berg