【2月23日 AFP】アフガニスタン中部ダイクンディ(Daykundi)州で21日、同国の旧支配勢力タリバン(Taliban)に対する掃討作戦を行っていた北大西洋条約機構(NATO)軍機が民間人の乗った車列を爆撃し、27人が死亡、12人が負傷した。死亡者には女性4人と子ども1人が含まれているという。

 アフガニスタン政府によると、NATO軍は、民間人の車列をタリバンの車列とみて誤爆。誤爆により民間人が死亡した事件は、この1週間で3度目。NATO主導の国際治安支援部隊(International Security Assistance ForceISAF)のスタンリー・マクリスタル(Stanley McChrystal)司令官兼駐留米軍司令官は、「無実の人びとの命が失われたことを大変遺憾に思う」と謝罪した。

 一方、相次ぐ誤爆に不満を募らせているアフガニスタン政府は、今回の誤爆を「不当な行為」と激しく非難した。(c)AFP/Waheedullah Massoud