【1月14日 AFP】イエメンの治安当局は12日、米ノースウエスト機爆破未遂事件で犯行声明を出した国際テロ組織アルカイダ系武装勢力「アラビア半島のアルカイダ（Al-Qaeda in the Arabian Peninsula、AQAP）」掃討作戦の一環で、首都サヌア（Sanaa）の東約600キロのシャブワ（Shabwa）州で幹部の1人を殺害した。同州知事が13日明らかにした。

　殺害されたのは「アラビア半島のアルカイダ」の同州Al-Houta地区のトップAbdullah Mehdar容疑者。潜伏場所に踏み込んだ治安部隊によって殺害された。このほか容疑者4人の身柄を拘束したが、地元部族筋によると18人が逃亡したとみられ、治安部隊は捜索を続けている。

「アラビア半島のアルカイダ」は前月のクリスマスに起きた米航空機爆破未遂事件で犯行を認める声明を発表。米国は同勢力について、実行犯とされるウマル・ファルーク・アブドルムタラブ（Umar Farouk Abdulmutallab）被告の訓練を行ったとして非難している。(c)AFP/Hammoud Mounassar