【12月3日 AFP】(写真追加)ソマリアの首都モガディシオ(Mogadishu)のホテルで3日、大学の卒業式を狙った自爆攻撃があり、出席していた暫定政府の閣僚3人を含む19人が死亡した。

 現場はモガディシオにある「シャモ(Shamo)」ホテルで、卒業式が行われていた。自爆犯は列席者のなかにいたとみられている。

 暫定政府高官によると、式に出席していた高等教育相イブラヒム・ハッサン・アドウ(Ibrahim Hassan Addow)氏と保健相のカマール・アデン(Qamar Aden)氏は即死、教育相のモハメド・アブドラヒ・ワエレ(Mohamed Abdullahi Waayel)氏は爆発後まもなくして死亡が確認された。またスポーツ相のスレイマン・オラド・ロブレ(Suleyman Olad Roble)氏も負傷した。

 地元ラジオ局「シャベレ・ラジオ(Shabele Radio)」とサウジアラビア資本の衛星テレビ局、アルアラビーヤ(Al-Arabiya)の記者計2人と医師1人らも死亡した。AFPのカメラマン、モハメド・ダヒール(Mohamed Dahir)も軽傷を負った。

 国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)に触発されたイスラム系勢力が反政府活動に加わるようになって以来、最も被害の大きな攻撃となった。(c)AFP