【10月8日 AFP】アフガニスタン内務省は8日、首都カブール(Kabul)市内で自動車を使った自爆攻撃が発生し、12人が死亡、83人が負傷したと発表した。

 この事件の被害者について、当初大統領府は死者7人、負傷者60人超と発表していたが、大幅に上回る数字となった。また保健省では負傷者84人との情報もある。

 自爆攻撃が起こったのは8日午前8時半ごろ(日本時間午後1時ごろ)で、場所はカブール中心部にあるインド大使館脇の、各国大使館や政府庁舎などが集中する通りで、厳重警備されている地区だった。インド大使館高官は自分たちが標的にされたと語ったが、大使館内に負傷者はなかった。

 在カブールのインド大使館は2008年7月にも自爆攻撃の標的となり、60人が死亡した。このときの事件は、イスラム原理主義組織タリバン(Taliban)のパキスタン情報部につながりのある勢力による犯行だとされている。8日の事件の犯行声明は出されていないが、今回もタリバンの自爆攻撃の特徴がすべてあてはまっている。(c)AFP