【9月3日 AFP】中国・新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)の区都ウルムチ(Urumqi)の警察当局は3日、同地で新たな騒乱が巻き起こっているとの報道を受けて、住民に外出の禁止を命じた。地元住民が語った。

 ウルムチの住民によると、漢民族が抗議デモを行っているとの報道があった後に、外出禁止を命じられたという。漢民族は7月にも、200人が死亡したウイグル人による暴動を受けて、激しい抗議デモを行っている。

 ウイグル人眼科医のHalisha氏はAFPの電話取材に対し、「漢民族がデモ行進を行ったため、警察は事態の制御に乗りだし、われわれに自宅にいるよう命じた」と語った。

 ウルムチ中心部の南門(Nanmen)地区の商店主によると、午後遅くになっても「大勢の人びとが」抗議活動を行っているという。店主は、AFPの電話取材に対し、「店を閉じた。外出するのは怖い。大勢の人びとが外を行進している」と語った。(c)AFP