【8月24日 AFP】イラク当局は23日、同国の旧支配政党バース党の党員で、サダム・フセイン(Saddam Hussein)元大統領政権下で警察署長だった男が、首都バグダッド(Baghdad)で19日に発生した連続爆弾攻撃への関与を自供するビデオ映像を公開した。

 この男はウィサム・アリ・ハディム・イブラヒム(Wissam Ali Kadhem Ibrahim)容疑者(57)で、19日に起きた2件の爆弾攻撃のうち、財務省での攻撃を計画したと自供。ビデオ映像のなかで、「1か月前に、シリアにいるバース党幹部から、イラク現政権を不安定化させる作戦について電話で指示された」と語っている。バース党は現在のイラクでは非合法化されている。

 19日の爆弾攻撃では95人が死亡、数百人が負傷し、過去1年半で最悪の攻撃となった。(c)AFP/Salam Faraj