【3月18日 AFP】中国・四川(Sichuan)省甘孜(Ganzi)チベット(Tibet)族自治州巴塘(Batang)県の警察は17日、地元政府の建物で爆弾が爆発したことを認めた。だが、警察は事件は深刻なものではないとしている。

 中国国営新華社(Xinhua)通信によると、16日の午前0時過ぎ、「テロリストが投げた爆弾」が地元政府の建物で爆発した。負傷者はいないという。

 巴塘県の匿名の公安当局者はAFPの電話取材に対し、「事件は深刻なものではない」としながらも、事件が国営メディアで報道されたことについては驚きを示していた。

 この公安当局者は、爆発はチベット自治区に隣接する巴塘県のBogexiという町で発生したとだけ明らかにし、これ以上の詳細については言及を避けた。一方、新華社通信によると、現在、爆発についての捜査が行われているという。

 今年は「チベット動乱」から50周年にあたり、中国当局はこの数週間、厳重な警戒態勢を敷いている。(c)AFP