【1月21日 AFP】国連(UN)の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長は20日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を訪問した。同地区では、イスラエル軍が停戦を宣言して3日目を迎えるが、同軍の駐留は続いている。

 潘事務総長は、ガザ地区内でのイスラエル軍とイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)との戦闘で、国連施設や国連運営の学校が空爆を受けたことについて、実行者は責任をとるべきだとの見解を示した。

 潘事務総長は、「これは、国連に対する常軌を逸した、極めて受け入れがたい攻撃だ。こうしたことが2度と起きないよう完全な調査が行われるべきだ。適切な司法制度の下で、責任が明らかにされなければならない」と語った。

 一方、イスラエルは停戦発表から3日たった現在も、報道関係者が許可なくガザ地区へ立ち入ることを禁止しており、関係者からは抗議の声があがっている。(c)AFP