【1月14日 AFP】イスラエル北部で14日未明、レバノンから発射されたロケット3発が着弾した。パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で激しい戦闘が続くなか、レバノンからのロケット弾攻撃は過去1週間で2度目となった。

 イスラエル警察のMicky Rosenfeld広報担当は、AFPに「ロケット弾はキリヤトシュモナ(Kiryat Shmona)の外に着弾した」と述べた。キリヤトシュモナは、イスラエルとレバノンの国境付近の町。いまのところ、死傷者や被害は伝えられていない。

 レバノンでは、治安当局高官がAFPに対し、レバノン南部国境付近のHabaniyeh地区からイスラエルに向けてロケット弾1発以上が発射され、イスラエル軍からの反撃があったと述べた。

「1-3発のロケット弾がShebaa村の4キロ西から発射された。1分もたたないうちにイスラエル軍からの反撃があり、ロケット弾4発がGhajar北部に着弾した」(レバノン治安当局高官)

 イスラエルによるガザ地区への大規模な攻撃は19日目に入っており、イスラム圏からの強い反発が巻き起こっている。今回と同様のロケット弾攻撃は、ここ1週間で2度目となった。

 8日には、レバノンから発射されたロケット弾3発がイスラエル北部に着弾し、イスラエル人2人が負傷した。レバノンのイスラム教シーア(Shiite)派武装組織ヒズボラ(Hezbollah)は関与を否定している。

 レバノンの分析筋によると、前週のロケット弾は、ヒズボラの黙認のもとでパレスチナ過激派が行った可能性が高いとみられている。(c)AFP