【1月4日 AFP】イスラエルがパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)に地上部隊を進攻させたことを受け、国連安全保障理事会(UN Security Council)は3日夜(日本時間4日午前)に緊急会合を開いたが、声明案への合意は達成できなかった。

 安保理の緊急会合は、前月27日のガザ攻撃開始以来3度目。会合は非公開で約4時間にわたって行われた。

 安保理の議長を務めるジャンモーリス・リペール(Jean-Maurice Ripert)仏国連大使は会合後、記者団に対し、安保理はガザにおける即時停戦を求める声明に合意できなかったと述べた。

 リビアが提出した声明案では、地上部隊の進攻に「深刻な懸念」を表明し、全当事者に軍事活動の即時停止を求めていたが、ハマスによるイスラエル領内への攻撃についての言及がなかったことから、英国と米国の国連大使がパレスチナ側に偏りすぎだと抵抗を示したという。(c)AFP/Herve Couturier