関連情報アフガニスタン情勢
パキスタン・クエッタ(Quetta)で撮影された、アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)の指導者、ムハマド・オマル(Mohammad Omar)師に関する情報提供を呼びかけるちらし(2003年3月9日撮影)。(c)AFP/Banaras KHAN
【11月18日 AFP】アフガニスタンのハミド・カルザイ(Hamid Karzai)大統領が旧支配勢力のイスラム原理主義組織タリバン(Taliban)に呼び掛けた和解交渉について、タリバンの指導者ムハマド・オマル(Mohammad Omar)師らタリバン側からの前向きな反応は得られていない。米政府が17日、明らかにした。
米国家安全保障会議(NSC)のゴードン・ジョンドロー(Gordon Johndroe)報道官は「われわれはオマル師が暴力を放棄し、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)とのすべての関係を絶ち、アフガニスタンの政府と憲法を支持する用意があるという兆候をまったく確認できていない」と語った。
ジョンドロー報道官は「オマル師からの反応はまったくないばかりか、前週登校中の女子生徒がタリバンとみられる者によって酸をかけられた事件が発生したことなどを考えると、交渉を望む姿勢はくみ取れない」と述べた。
さらに「タリバンが武器を置いて和解し、アフガニスタン社会において生産的な役割を担うことを期待しているが、不幸にもこれまで彼らは、無垢(むく)の市民や連合軍を日常的に攻撃してきた」と述べた。
カルザイ大統領は16日、オマル師が和解交渉を受け入れるのであれば、オマル師の身の安全を保証する意向を明らかにした。大統領は「オマル師がアフガニスタン訪問や和解交渉を望むのであれば、わたしは大統領として(師の)保護に全力を尽くす」と述べた上で「国際社会が同意しない場合、彼らには2つの選択肢がある。わたしを排除するか、この国を去るかだ」と交渉への決意を明確にした。
外国人戦闘員やアルカイダ戦闘員が参加しているといわれるアフガニスタンの反政府活動との戦いから抜け出すために、カルザイ大統領は数年間にわたってタリバンに対し、和解交渉を訴えてきた。一方のタリバンは、アフガニスタン政府を支援している多国籍軍が撤退した場合のみ、交渉に応じると回答してきた。(c)AFP/Dan De Luce
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