ソマリアの首都モガディシオ(Mogadishu)で、武装集団の監視下で報道陣の取材に応じる人質の国際NPO「世界の医療団(Medecins du Monde)」の日本人医師(左)とオランダ人看護士(2008年10月10日撮影)。(c)AFP
【10月10日 AFP】エチオピアで日本人とオランダ人の人道支援団体職員2人が武装集団に拉致されソマリアに連行された事件で、武装グループは人質解放の条件としてエチオピア政府が拘束しているソマリア人の釈放を求めた。武装グループのスポークスマンと称する男が10日、AFPの電話取材に応じて語った。
クラン・ファラ(Qulan Farah)と名乗るこの男は、「ソマリア内やエチオピアで、ソマリア人を多数拘束している」とエチオピア政府を非難。その報復として国際NGOの日本人女性とオランダ人男性を拉致したと語った。
拉致された2人はパリ(Paris)を拠点とする国際NPO「世界の医療団(Medecins du Monde)」の日本人女性医師とオランダ人看護士。2人は前月22日、エチオピア東部Fadhigaradle村を干ばつ被害の視察に訪れたところを、同武装グループに拉致され、ソマリアに連れ去られた。
武装グループとの電話取材では人質の2人も電話に出ることを許可され、健康状態は良好だと語った。
日本人医師は、水や食料など必要なものは全て与えられていると述べ、エチオピア国内で拉致され、現在はソマリアの首都モガディシオ(Mogadishu)市内にいると明かした。
また、オランダ人看護士は、精神的な緊張は続いているが、体調は問題ないと述べ、武装グループは自分たちには何も要求せず、拉致の目的も不明だと語った。(c)AFP
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