【10月2日 AFP】イラクの首都バグダッド(Baghdad)で2日、イスラム教シーア派のモスク付近で2件の自爆攻撃があり、合わせて20人が死亡した。この日はイスラム教の断食月ラマダン(Ramadan)明けの祭日にあたり、モスクには大勢の信徒が訪れていた。

 治安当局によると、1件目の自爆攻撃はバグダッド南部のシーア派地区ジャディダ(Jadida)で発生。モスクの外で身体検査を受けていた男が自爆し、12人が死亡、30人が負傷した。

 2件目の攻撃があったのは、ザアファラニヤ(Zafaraniyah)近郊で、モスク近くにある検問所でイラク軍装甲車に爆発物を積んだ車両が突っ込み、イラク兵4人を含む8人が死亡したほか、モスクの参拝者10人が負傷した。

 このほか、同日にはバグダッド北方のディヤラ(Diyala)州バクバ(Baquba)近郊でも、小型バスが銃撃を受け6人が死亡している。(c)AFP/Ammar Karim