イスラム教分離派の大規模政治集会の前日、外出禁止令が発令されたインドのジャム・カシミール(Jammu and Kashmir)地方スリナガル(Srinagar)で、男性を質問する中央警察予備隊(2008年8月24日撮影)。(c)AFP/Tauseef MUSTAFA
【8月25日 AFP】インドのジャム・カシミール(Jammu and Kashmir)地方で24日、翌日に計画されている分離独立派の大規模集会を前に当局が外出禁止令を発令し、男性1人を殺害した。また25日未明にかけての捜索で、デモを主導するイスラム教指導者2人の身柄を拘束した。
殺害された男性は、地元住民や医師の証言によると、息子とともに夏の州都スリナガル(Srinagar)の自宅から出てきたところを警察に銃撃された。息子も負傷した。警察は、群衆が警察署を襲撃したため発砲し、1人が死亡、1人が負傷したとAFPに話している。
一方、治安部隊は、25日にスリナガルのラルチョーク(Lal Chowk)で大規模集会を計画していた分離独立派の強硬派指導者Syed Ali Geelani氏と、穏健派指導者Mirwaiz Umar Farooq氏をそれぞれ自宅で拘束した。
外出禁止令は25日も発令されている。
カシミール地方では、インドからの独立を求める多数派のイスラム系住民が2週間にわたってデモを続けている。23日にはインドの支配に抗議するゼネストが実施され、地域内がまひした。深夜には数百人が路上に繰り出し、たいまつを手に「自由をわれらに」「神は偉大だ」などと叫んだ。
またスリナガルなどでは24日、外出禁止令に反して小規模な反インドデモが行われたが、治安部隊が警棒や催涙弾で解散させた。
政府高官は、外出禁止令は分離派指導者の安全を懸念しての「予防的措置」だとしたが、分離派側は政府の姿勢を一蹴した。
一連の抗議活動は、州政府が6月に土地をヒンズー教団体に移譲すると発表したことが発端となっている。イスラム教徒の強い反発を受け、州政府はこの決定を撤回したが、ヒンズー教徒の怒りを買い、不安定な情勢が続いている。(c)AFP/Izhar Wani
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