【8月13日 AFP】インドの治安部隊と住民の衝突が続くカシミール(Kashmir)地方の中心都市スリナガル(Srinagar)で13日、11日と12日の抗議デモの犠牲者の葬儀が行われ、イスラム教徒数千人が街頭を行進するなか、警官隊が投石した住民に発砲し、イスラム教徒4人が負傷した。また、デモ隊は、国有の建物や車両に火を放ったという。医師や地元住民が話した。

 カシミール渓谷(Kashmir Valley)の中心都市スリナガルでは、インドの治安部隊が、住民らが食料など必需品を買うことができるよう外出禁止令を数時間にわたって解除したものの、前日よりも大規模なデモ行進が行われ、市内では銃声が鳴り響いた。

 AFP特派員によると、市内には警官隊や準軍事組織の隊員らが多数出動し、激怒する住民らが屋外へ出るのを取り締まった。

 インド政府高官は、係争地のヒマラヤ山脈(Himalayan)地帯で11、12日両日に行われた反インドデモで、警官や軍の発砲によって地元のイスラム教徒21人が死亡し、少なくとも500人が負傷したと発表した。(c)AFP/Izhar Wani