【8月4日 AFP】(一部更新)イスラエル政府は3日、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長からの要請を受け、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)から避難してきたパレスチナ解放機構(PLO)主流派のファタハ(Fatah)関係者を同地区へ帰還させ始めた。イスラエル政府関係者が明らかにした。

 ガザ地区では2日、ファタハとイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)との間で、2007年6月にハマスが同地区の実効支配を開始して以来、最も激しい戦闘が発生、9人が死亡している。この事態を受け、アッバス議長はイスラエルに対し約180人のファタハ関係者がガザ地区脱出のため検問所を通過することを許可するよう求めていた。

 イスラエルへ避難していたファタハ関係者のうち、戦闘による負傷で入院中の少なくとも22人は、回復するまでイスラエルに残るとみられている。一方、アッバス議長の広報官からのコメントはなく、イスラエル関係者も帰還する人数については言及を避けている。

 一方、ハマスの広報官は、ハマスがファタハ関係者「数十人」の引き渡しを受け、ただちに尋問のために拘束したことを明らかにした。広報官はAFPに対し「法を犯したとされる者たちについては、取り調べを行うつもりだ。容疑事実が認められれば処罰され、容疑が晴れれば釈放される」と語った。

 3日夜までに35人が帰還しており、残りは順次帰還するものとみられている。(c)AFP/Sakher Abu El Oun