【7月18日 AFP】イスラエルで17日、レバノンのイスラム教シーア(Shiite)派武装組織ヒズボラ(Hezbollah)とイスラエル政府との捕虜交換で、イスラエル側に返還された兵士2人の葬儀が行われ、それぞれ埋葬された。

 Ehud Goldwasser氏(32)は、故郷のイスラエル北部ナハリヤ(Nahariya)の墓地に埋葬された。墓地には、夫人や両親、友人、エフド・バラク(Ehud Barak)国防相など数千人が集まった。
 
 イスラエル国旗に包まれたGoldwasser氏のひつぎは、所属していたイスラエル軍の精鋭部隊ゴラニ(Golani)歩兵旅団の同僚によって墓のそばまで運ばれ、軍のラビ(ユダヤ教指導者)が祈りをささげた。

 Eldad Regev氏(27)は同日午後、家族や友人、バラク国防相など数百人が見守る中、北部ハイファ(Haifa)の墓地に埋葬された。葬儀には、イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)に拘束されているギラド・シャリット(Gilad Shalit)伍長の家族も出席した。

 父親と兄弟たちが一緒にユダヤ教の死者に対する祈りであるカディシュを唱えた。続いて、兄弟や同僚、バラク国防相が賛辞を送った。

 報道によると、イスラエル軍は2人は待ち伏せ攻撃を受け殺害された、もしくは攻撃を受け拘束された直後に死亡したとの見方を示しているという。(c)AFP/Michael Blum