コロンビアの首都ボゴタ(Bogota)の大統領官邸で、コロンビアのアルバロ・ウリベ(Alvaro Uribe)大統領(右)と会見を行うコロンビア政治家のイングリッド・ベタンクール(Ingrid Betancourt)元大統領候補(左、2008年7月2日撮影)。(c)AFP/Mauricio DUENAS
【7月3日 AFP】左翼ゲリラ・コロンビア革命軍(Revolutionary Armed Forces of Colombia、FARC)からの劇的な人質救出作戦は、組織に潜入していたコロンビア軍の諜報部員が、FARC司令官の命令を装って人質を連れ出したものだった。3日、フアン・マヌエル・サントス(Juan Manuel Santos)コロンビア国防相と、イングリッド・ベタンクール(Ingrid Betancourt)元大統領候補ら救出された元人質らが、記者会見で明らかにした。
日の出とともに開始された作戦は、チェスの「王手」になぞらえて「チェック」と名付けられていた。ゲリラに扮した諜報部員らは、FARCの司令官が人質の移送を要求していると偽ってFARCメンバーをだまし、別々の場所で拘束されている人質15人を集めてコロンビア軍所有のヘリコプターに乗せることに成功。安全な空域まで離れてから、初めて人質らに正体を明かしたという。
ベタンクール氏は、「救出作戦は非の打ちどころがない完ぺきなものだった。知らされるまでは、何が起きているかに全く気づかなかった。1発の銃弾も使われず、誰の命も奪われなかった」と述べ、事実が発覚した際、人質らは衝撃を受けたと話した。
ウィリアム・ブラウンフィールド(William Brownfield)駐コロンビア米国大使が米CNNテレビで述べたところによれば、今回の作戦には米国も「技術的なサポート」を提供していた。ただブラウンフィールド大使は、作戦について「成功する可能性は五分」として懐疑的だったという。
サントス国防相は、この救出劇を「大胆な作戦であり、間違いなく歴史に残るだろう」と称賛した。(c)AFP
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