【6月14日 AFP】イラクのイスラム教シーア(Shiite)派反米指導者ムクタダ・サドル(Moqtada al-Sadr)師は13日、対米戦闘活動に特化した特別部隊を結成すると発表した。一方、その他のメンバーは社会事業や宗教活動に専念させるという。

 声明はサドル師が傘下の民兵組織「マフディ軍(Mahdi Army)」の兵士6万人に向けてシーア派の聖地、南部クーファ(Kufa)のモスクで読み上げたもの。

 このなかでサドル師は「今後の反米闘争は、後に発表する特別部隊のみが行う」と述べ、「占領者からイラクを解放するか、我々が殉教者となるまで抵抗を続行する」と宣言した。

 その一方でサドル師は、特別部隊に属さない戦闘員に対し、武器を置き、今後は社会的・文化的活動や宗教活動に努めるよう呼び掛けた。

 サドル師の広報を担当するサラー・オベイディ(Salah al-Obeidi)師は 「サドル師はマフディ軍を軍事活動とは遠く離れた、社会・文化的な活動を行う組織にし、その役割を縮小することを考えている」と述べ、サドル師は、従来よりも支持者のためになる、より包括的な運動を作り出そうとしている解説する。

 米軍のイラク駐留の根拠となる国連安保理決議は今年末に期限切れを迎えるため、米・イラク両政府は、米軍駐留継続に向けた新協定に関する協議を続けている。

 これについてオベイディ師は「米・イラク間の協定には反対だ。どのような形であれ、イラク領内の米軍駐留はイラクの将来にとって有害だ」と明言した。(c)AFP/Hassan Abdul Zahra