2003年2月にコロンビアの左翼ゲリラ「コロンビア革命軍(Revolutionary Armed Forces of Colombia、FARC)」に誘拐され、5年間人質となっている米民間軍事会社の要員のKeith Stansellさん(2007年11月30日提供)。(c)AFP/COLOMBIAN PRESIDETIAL OFFICE
【5月19日 AFP】コロンビアの左翼ゲリラ「コロンビア革命軍(Revolutionary Armed Forces of Colombia、FARC)」の人質となっている米国人男性が、FARCが拠点とするジャングルから、恋人にプロポーズの言葉を届けた。
プロポーズしたのは、5年にわたりFARCの人質となっているKeith Stansellさん(43)。Stansellさんは米フロリダ(Florida)州ブラデントン(Bradenton)出身で、米民間軍事会社の麻薬対策要員だったが、2003年2月13日、内偵中に同僚2人とともに乗っていた航空機が奥深いジャングルに墜落し、その場で連れ去られた。
一方、プロポーズの言葉を受け取ったのは、Patricia Medinaさん(36)。Stansellさんが人質となったとき、Medinaさんは妊娠4か月で、Stansellさんとの間に双子の子どもを身ごもっていた。
誘拐後、3人の情報はほとんどなく、メディアは「忘れられた人質」と名付けた。
しかし、解決の見通しがないコロンビアの人質事件で、事態が展開した。同じく人質となっていた、ルイス・エラディオ・ペレス(Luis Eladio Perez)元同国議員がほかの2人とともに解放されることになり、Stansellさんはペレス氏に、恋人へのプロポーズの伝言を依頼した。
Medinaさんは、ペレス氏の解放直後、多数の支持者が詰めかけた空港で同氏と面会した。Medinaさんは、人質となっている恋人の情報をわずかでも得ようと、ペレス氏との面会を申し入れていた。
ペレス氏は抱えていた花束から花を1輪抜き取ってMedinaさんに手渡し、Stansellさんの代わりにプロポーズした。(c)AFP/Ruth Morris