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ロシア国防省、グルジア紛争地域の平和維持部隊増強を発表

  • 2008年04月30日 04:07 発信地:モスクワ/ロシア
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グルジアの首都トビリシ(Tbilisi)から約120キロのアハルカラキ(Akhalkalaki)で、戦車の砲身に覆いを被せるロシア軍兵士(2006年5月15日撮影)。(c)AFP/VANO SHLAMOV

【4月30日 AFP】ロシア国防省は29日、グルジア政府が独立を主張するアブハジア(Abkhazia)自治共和国と南オセチア(South Ossetia)自治州付近に軍を集結させ「挑発的動き」をしているとし、これに対応するため両紛争地域に派遣しているロシア軍の平和維持部隊を増強すると発表した。国営ロシア通信(RIA Novosti)が伝えた。

 ロシア政府は、90年代に両地域がグルジアからの分離独立とロシアとの関係強化を求め、グルジア軍との紛争が勃発(ぼっぱつ)した後、グルジア政府との合意に基づき、両地域に平和維持部隊を駐留させている。ロシア政府は、両地域の住民に対し、ロシアの市民権を取得するよう促している。

 現在、アブハジアには約2000人規模、南オセチアには約1000人規模の部隊が派遣されている。同省は増強の規模については言及しなかったが、アブハジアの前線に新たに15の監視所を設置すると明らかにした。

 同省はまた、グルジア政府に対し「ロシアの平和維持部隊やロシア国民に対する、紛争のいかなる武力的解決の試みも、相応かつ厳しい報復に遭う」と警告した。

 一方、ロシア外務省は別個に声明を発表し、「ロシアの平和維持部隊のプレゼンスは、緊張の高まりを防ぐ決定的な要素」と主張した。

 これに対しグルジア政府は、ロシア側は両地域の編入を試みていると非難し、ロシア当局の主張を直ちに退け、部隊増強は受け入れられないと発表した。

 また、同日行われた世界貿易機関(World Trade OrganisationWTO)の加盟交渉に出席したグルジア代表団は、同国政府がロシアの加盟を拒否したことを認めた。

 一方、ロシアの発表に対し欧州連合(EU)のハビエル・ソラナ(Javier Solana)共通外交・安全保障政策上級代表は29日、平和維持部隊の増強は「賢明ではない」と批判した。(c)AFP

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