関連情報アフガニスタン・パキスタン情勢
パキスタンの部族地域モーマンド(Mohmand)近隣のRahim Kor村で、誘拐グループを取り締まる際の銃撃戦で死亡したメンバーの葬儀に集結したイスラム原理主義組織タリバン(Taliban)のメンバーら(2008年4月27日撮影)。(c)AFP/Tariq MAHMOOD
【4月29日 AFP】パキスタン領内で活動するアフガニスタン旧政権のイスラム原理主義組織タリバン(Taliban)の武装勢力は、アフガニスタン国境の部族地域で身代金目的の誘拐に関与したとみられる人物を公開処刑した。目撃者が28日、語った。
アフガニスタン国境付近の連邦直轄部族地域のひとつモーマンド(Mohmand)で28日、「ヌール・ハシム(Noor Hashim)」との氏名が公表された35歳の男がタリバンによって公開処刑された。
目撃したAFP特派員によると、男は目隠しをされ後ろ手に縛られ、額を撃ち抜かれた。地元住民は「覆面をし、カラシニコフ銃を持った男が、ハシムの額を撃った。一発放たれた後、肉片が飛び散るのを見た」と語った。
その後、子どもたちを含む地元部族の群集を前に長髪のタリバン兵士が、処刑後の遺体を棒で激しく叩き、地面を引きずり回したという。
公開処刑前にタリバンが群集に発表した内容によると、この日処刑された男は、へき地にあるRahim Kor村で身代金を目的に、地元高官や影響力のある人物、あるいは子どもなどを誘拐したという。
処刑は、25日に男の所属する犯罪グループとの銃撃戦で死亡したタリバン信奉者のための弔いの祈りの直後に執行された。
無法状態ともいえるパキスタン部族地域内のイスラム武装勢力は最近、犯罪対策を強化している。部族地域は元来、隣国アフガニスタンのタリバン支配時代(1996-2001年)を想起させる極めて保守的な地盤といえる。(c)AFP
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