【4月24日 AFP】イスラエルのエフド・オルメルト(Ehud Olmert)首相がシリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領に、ゴラン高原(Golan Heights)を返還し和平協定を結ぶ用意があるとトルコを介して伝えていたとの報道について、アサド大統領は事実と認めた。カタールの日刊紙「アルワタン(Al-Watan)」が24日、報じた。

 これによると、オルメルト首相は前週、レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)トルコ首相を通じてゴラン高原返還の意志を伝えたという。アサド大統領は、エルドアン首相が26日にシリアを訪問した際に、本件について協議するとしている。

 イスラエル政府報道官は、アサド大統領の発言について直接の言及は避けながらも、イスラエルはシリアとの和平協議に臨む用意があり、イスラエルとシリアは互いの要求を理解しているはずだと語った。

 一方、イツハク・ヘルツォグ(Yitzhak Herzog)観光相は、「ゴラン高原を早急に手放す必要性はない」との考えを示した。
 
 イスラエル北部からシリア南部に広がるゴラン高原は、イスラエルが1967年の第3次中東戦争でシリアから占領。1981年に併合を宣言したが、国際的には認められていない。(c)AFP