【3月4日 AFP】米国防総省は3日、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)指導者を標的とした攻撃のために、ソマリア南部のケニア国境付近に向けて巡航ミサイル少なくとも1発を発射したと発表した。

 国防総省のブライアン・ホイットマン(Bryan Whitman)報道官は、「米軍は2日、ソマリア南部のアルカイダ指導者に対して攻撃を行った」とだけ述べ、攻撃の種類や対象、結果などの詳細については明らかにしなかった。

 一方、米軍関係者は、少なくとも1発あるいは複数発の巡航ミサイルが発射されたことを認め、「米軍当局は現在、攻撃による損害や効果を調査中だ」と語った。

 米軍の艦船や潜水艦は、巡航ミサイル「トマホーク(Tomahawk)」を装備しているが、この関係者は、米軍艦船から発射されたものかどうかは明らかにしなかった。また、攻撃対象となったアルカイダ指導者の身元についても言及を避けた。(c)AFP