【12月17日 AFP】トルコ軍がイラク北部で16日に実施したクルド人武装組織「クルド労働者党(PKK)」の拠点空爆は、米国からの情報提供とイラク領空侵入の許可を得て行ったものだとトルコ陸軍関係者が明らかにした。半国営のアナトリア(Anatolia)通信が伝えた。

 同通信によると、ヤシャル・ビュユクアヌト(Yasar Buyukanit)参謀総長は「米国から情報提供を受けた。さらに重要なことに、米国は前夜、イラク北部の領空をわれわれに開放した。これにより、米国が今回の作戦を承認したことになる」と民放テレビKanal Dに語った。

 軍関係者は、16日未明にイラク北部のPKK拠点を戦闘機で空爆し、その後砲撃も行ったと発表していた。(c)AFP